押出

[熱間工具鋼]

直接押出

直接押出は,汎用的に用いられているプロセスです。直接押出では,押出用ビレットをステムにより金型に対してプレスします。ビレットとライナー間で生じる摩擦によりコンテナの長さが制限されます。押し出される形材は常に金型の端部で変形するため,その部分に特に高い熱応力が生じるだけでなく,この時点で摩耗も発生しており,非常に偏った負荷状態となります。

この方法は最も古い押出プロセスであり,加熱システムの制御なしで依然として稼働しているコンテナもあります。現代の直接押出プレスでは,比較的コンテナの長さが短いにもかかわらず,通常はゾーン制御の抵抗加熱システムを備えており,冷却システムを備えていることもあります。

間接押出

間接押出プロセスは,ここ数年で大変重要な技術となりました。このプロセスでは,ビレットの入ったコンテナは,中空ステムに対して直接プレス,その結果ビレットとライナー間の摩擦が無視できるほど小さくなるため,必要な荷重が軽減されます。これにより,非常に長いコンテナが使えるようになります。結果として,プレス時間が長くなり,コンテナの構成部品に対して高い熱応力が加わります。

押出形材はステムの穴を通過する必要があるので,この穴の直径が製造できる押出材の寸法を制限します。そのため,広い範囲の製品を製造できるように中空ステムは通常穴を大きくして設計されます。その結果,ステムには高い圧縮応力が加わるので,使用する材料を慎重に選択する必要があります。大部分の間接プレスは長さ1200mm以上のコンテナを装備しており,マルチゾーン加熱システムや冷却システムを標準的に有しています。